お見合いのあと、お互いが「また会いたい」と思えば、仮交際へ進みます。
仮交際ではデートを重ねながら、少しずつお互いの人となりを知っていく段階。
“これから見極めていくお相手”という関係ですね。
そんな中でよくある悩みが──
- 離婚理由など、聞きにくいことをいつ聞けばいいの?
- 知り合ったばかりなのに、踏み込んで大丈夫?
というものです。
プロフィールには「離婚歴あり」と書かれていますが、離婚の理由までは詳しく書かれていません。
けれど、今後の結婚生活を考えるうえで、「なぜ離婚に至ったのか」は誰もが気になる部分ですよね。
私自身の経験では、離婚歴のある方の中には、自然に経緯を話してくださる方もいれば、なかなか触れようとしない方もいました。
正直、こちらから切り出すのは勇気がいります。
それでも――
踏み込んだ話は“仮交際中”に確認しておくことがとても大切です。
真剣交際に進んでから、
- 「そんなに大きな借金があるなんて聞いてなかった」
- 「価値観がここまで違うとは思わなかった」
ということになれば、時間を無駄にしてしまいます。
“結婚に関わる大切なこと”は、仮交際中に確認すること。
後悔のない婚活のために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
聞きたいけど聞けない“あの話題”どうする?

婚活をしていると、「本当は聞いておきたいけど、ちょっと聞きづらいな…」というテーマがあります。
また、自分から「話しておきたいけど、どのタイミングで切り出そう?」と悩むこともありますよね。
具体的には、こんな内容です。
- 離婚歴や離婚理由
- 結婚後に子供を望むかどうか
- 宗教など特定の信仰に関すること
- 持病の有無
- 大きなローンや負債の有無
- 家族に関する重要な事情
どれも、将来を共にするパートナーとして「知っておきたい」「共有しておきたい」大切なことばかりです。
特に「子ども」については必ず確認を。
40代での出産も珍しくない今の時代。
とはいえ、身体的なことや人生設計の考え方には個人差があります。
「子どもを持ちたいと思っているか」「もし授からなかった場合はどう考えるか」など、
お互いの温度感を早めに確認しておくことが大切です。
また、持病や大きな負債など、結婚生活に大きく関わることは、できるだけ早い段階で伝えておくのがマナーです。
たとえ言いにくいことであっても、隠さずに伝えることで「信頼できる人だな」と感じてもらえることがあります。
聞きづらい話をする(聞く)タイミングは「仮交際中」

「離婚理由」「子どもを望むかどうか」「持病や金銭面のこと」など、聞きづらいけれど結婚生活に関わる大切な話。
これらを聞く・伝えるタイミングは――「仮交際中」がベストです。
仮交際中は、複数のお相手と同時進行でお付き合いができます。
つまり、“一人に決める前の見極め期間”です。
もしその中の一人と交際を終了しても、他のお相手との交際を続けることができます。
だからこそ、この段階でお互いの価値観や事情を確認しておくのが大切です。
真剣交際に入ってからでは遅い理由
真剣交際に入ると、他のすべてのお相手との交際は終了。
一人に絞って「結婚を前提」にお付き合いをする段階に入ります。
この段階で大きなズレや問題が判明すると、破局した際に再びお見合いからやり直しになってしまうのです。
真剣交際後の破局は、精神的ダメージがとても大きいです。
何より、これまで積み上げてきた時間が無駄になってしまう感覚があります。
大切な話ほど、仮交際中にきちんと伝えるのがマナー。
それが、後悔のない婚活につながります。
理想的な仮交際デートプラン
仮交際中は、お相手の人柄や価値観をじっくり見極める大切な期間。
とはいえ、いきなり踏み込むのではなく、段階を踏んで関係を育てていくことが大切です。
以下は、理想的なデートの進め方の一例です。
- 1〜2回目のデート:短時間の食事やランチで、まずはお互いを知る
- 3〜4回目のデート:少し長めのデートで、家族や価値観の話も少しずつ
- 5〜6回目のデート:結婚生活に関わるような大切な話をしてみる
この頃には、仮交際が1ヶ月ほど続いているはず。
お互いへの信頼も育ってきているので、結婚観や生活スタイルなど、少し踏み込んだ話題も自然にできます。
「結婚」を意識できるデートスポットを選びましょう。
結婚生活を意識するデートスポット
- ファミリー向けのショッピングセンター
- IKEAやニトリなど、家具や生活雑貨のお店
私もカウンセラーさんに勧められて、よく行きました。
生活感のある場所でデートすると、不思議と“結婚後”の自分たちを想像できるんです。
嫌でも“結婚”を意識してしまう空間だからこそ、結婚生活に関わるような大切な話をしても、違和感なく受け入れてもらえます。
焦って真剣交際に進まないことが大切

仮交際中にまだ確認していない大切なことを置き去りにして、焦って真剣交際に進むのは危険です。
仮交際が順調に進むと、自然とお互いが真剣交際を意識し始めます。
結婚相談所のカウンセラーから、真剣交際への打診を受けることもあるでしょう。
そこで結婚を急ぐあまり、「気にしないふり」をしてはいけません。
特にお金のことは聞きにくいテーマなので、つい曖昧になりがちですが、後でトラブルになりやすいポイントです。
- 相手の答えが曖昧だったり
- 毎回言うことが変わる
- 真剣に向き合おうとする姿勢が見えない
「なんとなく違和感がある…」という直感も大切です。
焦って前に進むのではなく、一度立ち止まって確認してみましょう。
まとめ:結婚生活に関わる大切なことは仮交際中に確認を

結婚生活に関わる重要なことは、仮交際中に聞く・伝えることが大切です。
例えばお相手が大きな住宅ローンを抱えていたとしても、「一緒に返済していけそう」と思えるなら、前に進めばいいのです。
短期間で進む婚活だからこそ、信頼関係が結婚生活の土台になります。
お互いを信頼できる関係が築けてこそ、結婚生活も安心して続けられるのです。
もちろん、あえて伏せたまま結婚することも可能かもしれません。
ですが、結婚後に発覚すると、生活や関係が大きく揺らぐケースは少なくありません。
だからこそ、お互いのために、仮交際中に大切なことを確認しておきましょう。